1日にトロントで行われたテレビのダンスオーディション番組、
So You Think You Can Dance (SYTYCD)の結果は、公認ブログでも
触れたように、残念ながらトップ20人には残れなかった。
番組のレポートによると、エマを残すか落とすかでずいぶん
ジャッジも悩んだようで。心配の種だった<態度>については
ネット上で見た感じでは、今回はバンクーバーの予選のときよりは
ずいぶんトーンダウンして、特に落ちたときの、ジャッジからの
コメントをもらうときの態度がちゃんとしてたらしく、
非難轟々だった英語圏の掲示板も、トップ20に残れなかったことを
残念がる声がちらほらあがっていた。ま、この状況で、落ちたことに
それみたことか、なんて書きこんだら、その人のほうが人格を疑われて
しまうだろうけど。(^^;)
私自身は、結果がダメと知っても、特に落ち込んだりはしなかった。
そわそわはしてたし、今後の可能性などを考えるとぜひトップ20に
残ってほしかったし、なぜかわからないけど、残れるんじゃないかと
勝手に思っていて、なんで残れるだろうと楽観的だったんだろ?
と自分自身に対して、可笑しく思ったり。というのも、私はこの番組の
趣旨や基準もわかってなかった上、他の参加者がどういうレベルとかも
わかっていなかったし、そもそもエマがダンサーとしてどのくらいの
ランクの人なのか、具体的には知らないわけで。アメリカ版のほうでは
トップ20に残るような人たちはもはやアマチュアダンサーではなく、
プロ級と言われているらしくて、そんなオーディションのトップ20に、
今はダンサーとして特別な訓練を積んでいない(であろう)エマが残ると
何を基準に思ったんだろ、私ってば? みたいな感覚を覚えて可笑しく
思ったというわけであります。
個人的には、エマが専門家に振りつけてもらったものを踊るのが
見たかった、女性と一緒に踊るのを見たかったというのはあったかな。
2005年に、エマが通うダンススクールの生徒たちがやっていた、
ミュージカルのワークショップヘアスプレイで、エマが女性と踊るのを
見たとき、他の男性ダンサーと比べると、エマのリードがさりげなくて
自然で素敵だったから(贔屓目かな?・笑)、レベルの高いパートナーと
ちゃんとした振付のものを見たいと思っていた。
人と組んで踊ると、意外と(!?)相手を大事にするパーソナリティが
見えるんじゃないかと、あのわがままDIVAなイメージを払拭できるんでは、
という期待もあったんだけど、まぁ、態度に関しては、今回の放送では
ずいぶん印象が変わったような書かれ方をされていたので、それは
本当によかったなと。バンクーバーオーディションのときの編集は、
なんでこういうのになっちゃうかなー?って思ってたから。
スケートも東京ワールドで16位に終わり、連盟からは引退勧告を受け、
競技(&練習)から離れて久しく、ショーにもほとんど出る機会がなく、
ダンスでもトップ20に残れず、歌のほうもパッとせず、で
八方塞がりな感じになってしまったけど、私的には、意外とこれは
エマ本人がどうしたいか考えるいいきっかけになるのではと思っている。
今回だめだった理由は、トランジションということらしく、
これはスケートでも弱い部分だった。ダンスという視点で見た時にも
同じことを、プロの人たちから指摘を受けたわけで、本人にとっては
課題がはっきりと見えてよかったんじゃないかな。
あと、落ちたことで、悔しい気持ち、絶対あると思うから、
これからどう奮起してくるかが楽しみ。 とことん落ちた後、
這い上がってくるパターン、今までにも何度か見てるから、
今回も楽しみになってきた、そんな感じです。メデタ過ぎかな?(^^;)
私は、エマの素質、そして何より、芯の強さや底力を信じているので、
(今まで多くの人に呆れられてきましたけどね;)本人が自発的に
環境を変えるいいチャンスにもなるかも、とも思ってたりするけど、
私が何を考えようと、結局決めるのは本人。どうなることやら、です。
八方塞がりになったドアのうちのどれか一つをぶち破って出てくるだけの
実力と強さと図太さ、そして運を持っていると思うので、近い将来、
エマがどのドアをぶち破って出てくるのか、楽しみに待っていようと
思います。「みんな、お待たせ!マニーが出てきたよ!!元気だった?」
なんて満面の笑みで出てくるかも。。。?!
「あーあ、エマ、そっちのドア開けちったかーーー」とならないことを
願うばかりでございます(笑)。